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福岡県内外の自治体が主催するイベントを企画し、運営をおこなっています。自治体主催のイベントだけに、地域の方々と一緒につくりあげるステージで、アーティストの人たちとの交流が広がっています。自主企画としては、西日本スポーツ杯カラオケ大賞(西日本新聞社主催)を実施、今年で第7回を迎えます。毎年800名ほどが参加、九州を代表する大会になっています。参加者は日頃の練習の成果を舞台で披露し、熱気にあふれるイベントです。

第10回西日本スポーツ杯カラオケ大賞(10月25日付西日本スポーツ掲載)

 美声に、漏れるため息。結果発表にどよめく会場。受賞に涙する出場者。「おめでとう」。
飛び交う祝福の声――第10回西日本スポーツ杯カラオケ大賞(西日本新聞社、西日本スポーツ主催)の決勝大会が、10月12、13日の2日間、福岡市の南市民センター(福岡市南区塩原)で開催された。節目の大会を記念して、過去の大賞受賞者が参集した「グランプリの部」が大会のとう尾を飾ると、磨き抜かれた歌声に、会場のあちこちから感嘆の声が上がった。表彰式では、受賞者が花束、クリスタルスタンド、賞品を授与され、記念撮影に臨んだ。
今年は、5月31日に募集を開始。一次選考(テープ審査)には、約750曲が寄せられた。複数の審査員による慎重な審査の結果、326人が決勝大会に進出した。

 決勝大会は、12日に「エメラルドの部」(55~64歳)と「ルビーの部」(54歳以下)。13日に「シルバーの部」(65歳以上)と「グランプリの部」(大賞受賞経験者)がおこなわれた。
今回は10回目の大会を記念して、「与作」を作詞作曲した七澤公典氏をゲスト審査員に招いた。6名の審査員が出場者の歌唱力、表現力などを正確に採点。その合計点で順位を競った。この大会の大きな特徴は、一人ひとりに手渡される審査員の講評。今年も全員に、アドバイスや長所を書き込んだ講評が渡された。

 今年は初出場が30%を占め、新鮮な雰囲気の中、出場者は日ごろの練習の成果を披露。会場には、出場者の家族やカラオケ仲間が多数つめかけ、熱唱に温かい拍手を贈った。会場に設置されたムービーカメラが、舞台上で歌い上げる出場者の晴れ姿を大型スクリーンに映し出し、プロミュージシャンのライブさながらの雰囲気で、大会を盛り上げた。

 大賞受賞者のうち、「グランプリの部」の宮崎香代子さんは3回目、「シルバーの部」の池松繁勝さんは9回目の栄冠。「エメラルドの部」の米納誠子さんと「ルビーの部」の石橋亜里彩さんは、ともに初出場で金的を射止めた。

【賞品提供社】  西鉄グランドホテル、玄海ロイヤルホテル、御宿はなわらび、国民宿舎ひびき、マリエラ、キリンビバレッジ、かしいかえん、音響ミュージック華、天津甘栗山田屋




七澤公典(作曲・作詩家)=ゲスト審査員
西日本スポーツ杯カラオケ大賞が10回目を迎えたこと、心よりお喜び申し上げます。決勝大会でしのぎを削られた方々の熱気と迫力が大会を盛り上げ、私には忘れがたい経験となりました。みなさんの努力に敬意を表するとともに、何事にも挑戦する気持ちが、日々を生き生きしたものにしてくれることを実感します。歌を楽しみ、心の糧にしているみなさんにとって、この大会のような切磋琢磨の場があることは幸せなことです。
 歌は人生だといわれます。歌の中にその人の人生が投影され、歌う中で自己が深まる。そのことが人生をより豊かにし、さらに歌にフィードバックされていく。このように歌を通して成長していく喜びこそがみなさんの宝だと思います。来年も一人でも多くの方が、この大会に挑戦され、その感動を味わってほしいと願っています。
水谷守(作曲家)
各部門とも10回大会にふさわしいレベルの高い大会でした。全体的に感じたことは、曲の出だしに大きなヤマがあり、やはり呼吸法を完全にマスターできていない人が多かったことです。技術が向上すればするほど、歌は難しくなります。言葉の一つひとつをどれだけ深く、音声で表現できるか。来年に向けて研さんを積んでいただきたいと思います。
岡崎ふくみ(作詩家)
10回という節目の大会でもあり、出場者も審査員も熱い戦いの2日間でした。歌う心構えも含め、みなさんのレベルアップは驚くばかりです。テープ審査の時点からこのような結果になるのは予想できましたが、本当に合計点数で0.1の差の競い合いでした。審査員泣かせの大会だったといえます。
山下健一(九州歌謡審査協会理事)
入賞された方々には心からおめでとうと申し上げます。10回の節目の大会ということで例年より応援の方が多く関心の高さを感じました。さて、各部門とも僅差の中で、勝敗を決した要因は、この1曲にかける集中力の差だったと思います。これからも歌を人生のライフワークとして「元気で長生き」をモットーにご活躍されることを祈念します。
秋山雅幸(アルバミュージックエンタテインメント代表)
今回は稀にみる激戦で、われわれ審査員も2日間終わって本当に疲れました。とくにルビーの部は誰が優勝してもおかしくないほど実力が接近し、全体の底上げが感じられました。ただ、しびれるような良い声なのに選曲ミスでその声を生かしきれてない人も散見しました。グランプリの部は格別で、順位をつけてはいけない気がしたほどです。
川口宏治(クロスFM・プロデューサー)
審査員を務めるのは2回目でしたが、昨年に比べ全体的にレベルが底上げされたように感じました。歌の細かいところを、いかに大切に歌いこなすことがきたかで点数の高低が決まったように思います。グランプリ部門の出場者は、本当に「さすが」の一言です。僅差で、順位をつけるのに悩まされました。